当道場の特長
心照寺 春日部道場は、お寺との縁のない在家の社会人が、仕事を続けながら真言宗の阿闍梨を目指す道場です。特長を一言でいえば、「一人の師僧による完全個別指導で、暮らしを変えずに、費用と期間を見通して、正統の血脈を受け継ぐ」ことです。このページでは、誇張を避け、事実として言えることだけを記します。合う方と合わない方がいますので、最後に「向かない方」も正直に書きます。
一、完全個別指導 ― 講師は主管 康照のみ
当道場に集団の授業はありません。指導はすべて主管 康照が一人で行う完全個別指導です。道場で伝授と確認を受け、自宅で実践し、次の段階へ進む。この繰り返しのなかで、師僧は一人ひとりの進み具合と暮らしの事情を把握しています。
個別指導の時間はそのまま質問の時間であり、LINEでの質問も常時受け付けています。分からないことを溜めずに、その都度尋ねられます。日程・時間は相談して決めますので、固定の授業日に合わせて生活を組み替える必要がありません。
二、仕事を続けながら、通常6〜8か月で阿闍梨へ
得度から伝法灌頂(阿闍梨)まで、仕事を続けながら通常6〜8か月です。特別な事情がある場合には長引くこともありますが、年単位の通学や住み込みを前提としていません。
当道場の修行者の大半は、会社員、医師、看護師、介護士、経営者、自営業、占い師など、それぞれの仕事を続けながら修行しています。年齢層は30代から70代まで、最も多いのが50代です。定年後を僧侶として生きることを目指す方も多くいらっしゃいます。
中断した場合も、ご自身のペースで再開できます(最長3年まで)。詳しくは 修行を途中でやめないために ― 中断・再開・最長3年 修行を途中でやめないために をご覧ください。
三、オンライン併用 ― 来場は節目のみ
講義・確認の多くはオンラインで行えます。道場に来ていただく必要があるのは、伝授と最終確認、得度式、伝法灌頂です。真言宗の法は師から弟子へ面と向かって授けられるものですので、この部分は対面を守っています。
この組み合わせにより、沖縄・九州から節目のみ来場して修行している方もいます。泊まりがけの修行はなく、オンライン受講の追加費用もありません。詳しくは オンラインでどこまで修行できるか オンラインでどこまで修行できるか へ。
四、費用は入門前に全額明示、追加費用なし
四度加行コースの費用は、冥加金65万円(得度・授戒式10万円、四度加行45万円、その他の行法10万円)に支度金約20万円を加えた総額約85万円です。支度金に含まれる品で既にお持ちのものは使用できます。冥加金は得度式前に一括、または分割で納めていただけます(分割の場合はカードもご利用いただけます。回数はご相談ください)。度牒交付・僧籍登録・年次報告に費用はかからず、年会費のようなものも一切ありません。なお、冥加金は受講料ではなく、仏縁への感謝として納めるお布施ですので、ご返金はいたしません。
表示金額以外に後からかかる費用はありません。費用の不透明さは、僧侶を目指す方にとって大きな不安の一つです。当道場では、入門前にすべてを明示することを約束しています。詳しくは 費用一覧 費用一覧 へ。
五、真言宗の血脈を明示
当道場は、宗教法人 姫路成田山 明勝寺の春日部教会として、龍猛・龍智・金剛智・不空・善無畏・一行、恵果から空海へ師資相承された真言宗の血脈を受け継いでいます。伝法灌頂では血脈一紙を授与し、自分がどの系譜の上に立つのかを明らかにします。
授与物は、伝法二紙・許可一紙・血脈一紙・僧階一紙・四度折紙、その他(印可・印信等)です。伝法灌頂をもって阿闍梨位・教師資格・住職資格に至り、僧籍は心照寺で預かって、真言宗の僧侶として正式に活動できます。詳しくは 血脈について ― 龍猛から空海、そして当道場へ 血脈について と 僧侶の資格の種類と、どこで通用するか 僧侶の資格の種類と、どこで通用するか へ。
六、事相と教相の両方を学ぶ
作法だけを覚えて終わりではありません。事相として四度加行、勤行作法、声明、和讃を、教相として日本仏教史、真言密教総覧、空海の著作、大日経・金剛頂経などの経典研究を学びます。何をしているのか、なぜそうするのかを理解した上で行を修めることが、修了後に人の前で法要を勤めるときの土台になります。詳しくは 事相と教相 ― 修行で学ぶ内容のすべて 事相と教相 へ。
七、得度の重さを守る百日の設計
「得度のみ」の課程では、正式申込みから得度式まで百日をかけます。毎朝の勤行と日誌、手書きの志望理由書、三回の事前講座、本面談を経て、得度式に臨んでいただきます。得度後も6か月の見習い期間を置き、その後に度牒交付・僧籍登録となります。
僧名と僧侶の肩書は、軽く扱われてよいものではありません。僧名や肩書を営業・勧誘に使う目的の方はお受けしません。この設計は、得度を受ける方ご自身と、その方がこれから接する人々の双方を守るためのものです。詳しくは 得度のご案内 得度のご案内 へ。
八、生涯続く師弟関係と、修了後の支援
伝法灌頂は終わりではなく始まりです。師弟関係は生涯続き、修了後も僧侶活動の相談・指南にあたります。阿闍梨向けの伝授講座も開催しています。
さらに、主管 康照の経営・集客コンサルタントとしての35年の経験に基づき、自宅の一部屋を寺として採算に乗せる方法、小さなお寺のための布教活動支援、IT戦略、マーケティング戦略についても相談に応じています。僧侶として立つことの経済的な現実から目を逸らさず、具体的に支える体制です。詳しくは 修了後の支援と、生涯続く師弟関係 修了後の支援 と 僧侶の収入と生計の現実 僧侶の収入と生計の現実 へ。
九、男女、年齢、髪型、宗派を問わない
男女を問わず、年齢に上限はありません。剃髪が基本ですが、仕事を続ける方が多いため有髪のまま修行できます。他宗派で得度された方も、面談の上で受け入れています(得度は免除される可能性がありますが、四度加行の免除はありません)。入門の条件は、血縁でも学歴でも知識でもなく、人物と動機です。
当道場が向かない方
正直に記します。次のような方には、当道場は合わないかもしれません。
- 同期の仲間と寝食を共にする集団の修行を望む方。当道場は師僧と一対一の修行です
- 仕事や家庭をすべて離れて専念したい方。本山での集中修行や寺院への弟子入りが合う場合があります
- 僧名や肩書を得ること自体が目的の方。お受けできません
- 毎日の行を続ける意志を持てない方。個別指導は寄り添いますが、行はご自身が修めるものです
他の道との比較は 伝統の本山修行と在家道場、何が違うか 伝統の本山修行と在家道場、何が違うか に公平にまとめています。
特長の先にあるもの
ここに挙げた特長は、いずれも「在家の社会人が、暮らしを壊さずに、確かな血脈のもとで僧侶として立つ」ためのものです。それは同時に、自分がどう生き、どう死を迎えるかを、日々の行のなかで静かに問い続ける時間を持つことでもあります。後悔のない生き方は、その問いに向き合うところから始まると考えています。
関連する問い
- 伝統の本山修行と在家道場、何が違うか 伝統の本山修行と在家道場、何が違うか / 修行の進め方 ― 個別指導・自宅実践・オンラインの組み合わせ 修行の進め方 / 費用一覧 費用一覧 / 僧侶の資格の種類と、どこで通用するか 僧侶の資格の種類と、どこで通用するか / 修了後の支援と、生涯続く師弟関係 修了後の支援と、生涯続く師弟関係 / 主管 康照について 主管 康照について
このページの要点
- 主管 康照による完全個別指導。仕事を続けながら得度から阿闍梨まで通常6〜8か月、来場は伝授・最終確認・得度式・伝法灌頂のみ
- 費用は総額約85万円を入門前に全額明示、追加費用なし。龍猛から空海へ連なる真言宗の血脈を伝法灌頂で明示
- 師弟関係は生涯続き、修了後は僧侶活動・開寺・布教・IT・マーケティングの相談にも応じる。集団修行を望む方には向かない
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