得度にかかる費用
当道場の「得度・授戒のみ」の課程にかかる費用は、冥加金10万円と法衣類(購入なら一式約9万円、レンタルなら1万円に加えて白衣・帯・白足袋の購入約1万5千円)です。百日の勤行と三回の事前講座に費用はかかりません。冥加金は、本面談で可の通知を受けた後3日以内に納めていただきます。表示した金額のほかに後からかかる費用はありません。このページでは、その内訳と納入の時期、修行に進む場合との違いを整理します。
※当道場では、納めていただく金銭をすべて「冥加金」と呼びます。
得度の費用はいくらか ― 一般的な考え方
得度にかかる費用は、宗派・本山・寺院によって大きく異なります。寺院に弟子入りして得度する場合、師僧との関係の中で決まることが多く、一律の金額が公表されていない場合も少なくありません。仏教系大学や専修学院を経る場合は、学費が別に必要です。在家向けの修行道場では、得度の冥加金(または志納金)と法衣類の費用を合わせて案内しているところが一般的です。
このように「相場」を一つの数字で言うことはできません。大切なのは、入門前に総額が明示されているか、後から追加の費用が生じないか、納入の時期がはっきりしているか、という三点です。
当道場の場合
得度のみコースの費用
| 項目 | 金額 | 備考 |
|---|---|---|
| 得度・授戒式 冥加金 | 10万円 | 本面談で可の通知後3日以内に納入 |
| 法衣類(購入) | 一式約9万円 | 白衣・帯・白足袋を含む |
| 法衣類(レンタル) | 1万円 | 得度式のみ |
| 白衣・帯・白足袋 | 約1万5千円 | レンタルの場合は別途購入 |
| 百日の勤行 | 無料 | 『在家仏前勤行次第』(道場から無償でお渡しします)に沿って毎朝 |
| 事前講座(オンライン・90分×3回) | 無料 |
したがって、法衣を購入する場合の総額は約19万円、レンタルの場合は約12万5千円となります。購入の「一式約9万円」には白衣・帯・白足袋が含まれていますので、購入の場合に別途これらを買い足す必要はありません。
冥加金の納入時期 ― 本面談で可の通知後3日以内
得度のみコースでは、冥加金を納めていただくのは本面談(60〜70日目)で「可」の通知を受けた後、3日以内です。正式申込みの時点では納めていただきません。つまり、百日のうち最初の二か月余り――毎朝の勤行、志望理由書、三回の講座、日誌の中間確認――は、費用の発生しない期間です。
この3日以内という期限は、法衣の手配と結びついています。法衣は身長を申告していただき、道場が一括して手配します。法衣の代金は冥加金と同時に納めていただきます。法衣の手配は入金後すぐに行い、通常約1週間、在庫切れの場合は約1か月かかります。得度式(100日目)に間に合わせるために、可の通知後は速やかに納めていただく必要があるのです。納金と同時に、行動規範への署名もお願いしています。
なお、冥加金は受講料ではなく、仏縁への感謝として納めるお布施ですので、納入後に辞退された場合もご返金はいたしません。この点はオンライン説明の段階であらかじめお伝えしています。
法衣は購入かレンタルか
得度のみの課程では、得度式の後、見習い期間中に僧侶として法要を勤めることはありません。そのため、法衣を着る機会は得度式が中心になります。レンタル(1万円)を選ぶことで費用を抑えることができますが、その場合も白衣・帯・白足袋(約1万5千円)は購入していただきます。これらは肌に直接触れるものであり、またご自身の勤行でも使えるものです。
一方、後に四度加行へ進むことを考えている方、ご自宅での勤行に法衣を用いたい方は、購入を選ばれるとよいでしょう。法衣の詳細は法衣について ― 購入・レンタル・揃えるものをご覧ください。
後からかかる費用はありません
表示した金額以外に、後からかかる費用はありません。入門前のオンライン説明で費用を明示し、ご納得いただいてから正式申込みに進んでいただきます。度牒の交付、僧籍登録、見習い期間中の月に一度の報告、登録後の年に一度の報告のいずれにも、費用は一切かかりません。これらはすべて得度の冥加金に含まれています。僧籍の維持費や年会費のようなものもありません。
修行に進む場合の費用との違い
得度して四度加行に進む課程では、得度・授戒式の冥加金10万円は同じですが、その先に四度加行(伝法灌頂まで)45万円、その他の行法10万円、支度金約20万円が加わり、総額は約85万円となります。分割納付のご相談も承ります(分割の場合はカードもご利用いただけます。回数はご相談ください)。得度のみで始めた方が後から修行に進む場合は、見習い期間中でも僧籍登録後でも、口頭でお申し出いただければ足ります。得度・授戒式の冥加金10万円は既に納めたものとみなし、二重にはかかりません。必要になるのは、四度加行45万円、その他の行法10万円、そして支度金の差額です。得度の際に法衣を購入されていれば教本・次第書類の約5万円のみ、レンタルであった場合は法衣類の約15万円も加わります。費用全体の一覧は費用一覧、冥加金の考え方と分割納付は冥加金とは ― 意味と分割納付をご覧ください。
費用についてよくあるご質問
Q. 正式申込みの時点で何か払う必要はありますか。
A. ありません。冥加金を納めていただくのは、本面談(60〜70日目)で可の通知を受けた後3日以内です。申込み書の提出、毎朝の勤行、志望理由書、三回の事前講座、日誌の中間確認に費用はかかりません。
Q. 本面談で「可」とならなかった場合、費用はかかりますか。
A. かかりません。冥加金の納入は可の通知の後ですので、それ以前に費用が生じることはありません。ただし、法衣をご自身で先に購入された場合はその限りではありませんので、法衣の手配は入金後にお進めください。
Q. 分割で納めることはできますか。
A. 四度加行コースでは分割納付のご相談を承っています。得度のみコースの冥加金10万円については、分割には対応しておらず、一括で納めていただきます。
Q. 納入の方法は。
A. 振込が基本です。領収書は発行しておりませんので、振込の控えを領収証としてお手元に保管してください。口座等の詳細は、可の通知と合わせて個別にご案内します。
Q. 道場への交通費や前泊の費用は。
A. 道場に来ていただくのは本面談と得度式の二回です。交通費・宿泊費はご自身のご負担となります。遠方の方は遠方から春日部道場で修行する方法をご覧ください。
Q. 得度の後、見習い期間や僧籍登録、年に一度の報告に費用はかかりますか。
A. かかりません。度牒の交付、僧籍登録、見習い期間中の月に一度の報告、登録後の年に一度の報告は、すべて得度の冥加金に含まれています。僧籍の維持費や年会費のようなものは一切ありません。
費用の意味 ― 冥加金とは
「冥加金」とは、仏さまの冥加(目に見えない加護)に感謝して納める金銭を指す言葉です。料金や授業料とは性質が異なり、対価というよりも、仏縁と教えへの感謝の表明として納めるものです。とはいえ、納める側にとっては生活の中から出す大切なお金です。当道場では金額を明示し、納入の時期をはっきり定め、後から追加のないようにしています。それが、冥加金という言葉の重さに対する、授ける側の責任だと考えています。
後悔のない生き方を選ぶうえで、費用の不透明さは小さくない妨げになります。金額と時期を事前にすべて知ったうえで、ご自身の判断で進んでいただきたいと思います。
関連する問い
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このページの要点
- 得度のみコースの費用は、冥加金10万円と法衣類(購入約9万円/レンタル1万円+白衣等約1万5千円)。勤行と講座は無料。
- 冥加金は本面談で可の通知後3日以内に納入。それ以前の約二か月は費用が発生しない。
- 表示金額以外に後からかかる費用はない。修行に進む場合は総額約85万円。
ご相談
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