出家得度して真言宗の僧侶(尼僧)になるには個別指導で働きながらでも僧侶資格が取得できる心照寺春日部道場

心照寺 春日部道場

埼玉県春日部市火伏せの龍の里
電話: 048-700-7014
受付時間: 10:00 〜 17:00

僧侶の収入と生計の現実

僧侶の収入について、まず率直にお伝えします。修行を終えて阿闍梨になることは、収入を保証するものではありません。僧侶の収入は、檀家や依頼者からのお布施、僧侶派遣を通じた活動、現在の仕事との兼業、自宅を寺として開いての活動といった形で成り立ちますが、そのいずれも、ご縁と信頼と工夫によって少しずつ築かれるものです。このページでは、具体的な金額を断定することは避けつつ、収入の形と、在家出身の僧侶が生計を組み立てる考え方を、できる限り誠実にお伝えします。

僧侶の収入は、どこから来るのか

お布施という考え方

僧侶の収入の中心は、お布施です。お布施は、本来、仏法僧の三宝に対する喜捨であり、「儀式の対価」ではありません。ですから、寺院や僧侶がお布施に「料金」を設定することは、建前としては馴染みません。

一方で現代では、葬儀や法要に際して施主が「いくら包めばよいか」を知りたいという現実があり、僧侶派遣などではお布施の目安が明示されています。この建前と現実の間で、僧侶一人ひとりがどう振る舞うかが問われています。

お布施の額について、当道場が一般的な金額を示すことはしません。地域、宗派、寺院、儀式の内容によって大きく異なり、「相場」を語ること自体が、お布施の本来の意味を損ねかねないからです。

収入の四つの形

在家出身の僧侶が、修了後に収入を得る形は、おおむね次の四つに分けられます。

形 内容 特徴
ご縁によるお布施 知人・紹介・自坊に縁のある方からの葬儀・法要・祈願の依頼 信頼の積み重ねで育つ。最初は少ない
僧侶派遣・葬儀社提携 事業者を通じて依頼を受ける 経験を積める。条件は各社の定め
兼業 現在の仕事を続けながら、僧侶の勤めを重ねる 生活の安定を保ちながら活動できる
開寺 自宅の一室を寺として、供養・祈願・行事を勤める 活動の中核になりうるが、育てるのに時間がかかる

これらは排他的ではなく、多くの方が複数を組み合わせます。特に修了後の数年は、兼業を土台に、ご縁と派遣で経験を積み、開寺に向けて少しずつ準備する、という形が現実的です。

修行は収入の保証ではない

ここは、どれほど強調しても足りません。

四度加行を満行し、伝法灌頂を受けて阿闍梨となることは、真言宗の僧侶として人のために勤める「資格」と「力」を得ることです。しかし、それは「仕事」が与えられることではありません。

寺に生まれた方であれば、檀家という基盤を受け継ぎます。在家から僧侶になった方には、その基盤がありません。ゼロからご縁を結び、信頼を築き、「この人に頼みたい」と思っていただける関係を育てていくことになります。これには時間がかかりますし、努力しても思うように進まないこともあります。

ですから当道場では、「僧侶になれば食べていける」とは申し上げません。「僧侶になることで、人のために勤める道が開ける。その道をどう生計に結びつけるかは、修了後のご自身の歩みと工夫による」と申し上げています。

在家出身の僧侶が生計を組み立てる考え方

まず、現在の仕事を手放さない

当道場の修行者は、大半が仕事を続けながら修行しています。修了後も、すぐに仕事を辞めて僧侶一本で生計を立てようとする方は多くありません。現在の収入を土台にしながら、僧侶としての活動を少しずつ育てる。これが、最も無理のない進め方です。

定年後に僧侶として活動する方であれば、年金などを土台に、僧侶としての勤めを重ねていく形になります。この場合、収入の多寡より、「残りの人生を人のために勤めて生きる」という意味の方が大きいという方が多いようです。

固定費を増やさない

寺を開くといっても、新たに土地や建物を得る必要はありません。自宅の一室を整えることから始められます。固定費を増やさなければ、収入が少ない時期も活動を続けられます。詳しくは 自宅の一室を寺にする ― 開寺への道 をご覧ください。

活動を複線にする

葬儀・法要だけに頼ると、依頼の波に生計が左右されます。祈願、月例の法要、法話会、写経会、僧侶派遣への登録、現在の仕事の中での勤めなど、複数の柱をもつことで、活動も収入も安定しやすくなります。

知ってもらう仕組みをもつ

どれほど誠実に勤めていても、存在を知られなければご縁は生まれません。ホームページ、SNS、地域での顔の見える活動など、現代の僧侶にとって「知ってもらう工夫」は避けて通れません。これは「宣伝」ではなく、「必要としている人に届く」ための営みです。

僧侶として収入を得ることへの葛藤

僧侶を志す方の多くが、「お金のことを考えるのは不純ではないか」という葛藤を抱えます。この葛藤は、むしろ健全なものです。

しかし、生計が立たなければ活動は続きませんし、活動が続かなければ人のために勤めることもできません。お布施をいただくことは、僧侶が勤めを続けるために必要なことであり、それ自体が不純なのではありません。不純になるのは、勤めよりお金が先に立ったときです。

後悔のない生き方という視点から申し上げれば、人生の後半で僧侶の道を選んだ方にとって、問われるのは「いくら稼いだか」ではなく、「授かった法を、誰のために、どれだけ勤めたか」です。収入はその結果として、ご縁の数だけついてくるものだと考えています。

当道場の場合

当道場では、修行は収入の保証ではないことを、入門前にお伝えしています。修了者の活動は、葬儀・法要を勤める、派遣登録などで活動する、自宅の一室を寺として開寺する、現在の仕事に活かす、定年後に活動予定、と様々であり、収入の形もそれぞれです。具体的な収入の実績を公表することはしていません。

一方で、当道場には、僧侶として活動を「続けられる」ようにするための、修了後の支援があります。主管 康照は、仏道に入る前に経営者・集客マーケティングのコンサルタントとして経験を積んできました。その経験に基づき、自宅の一部屋を寺として採算に乗せる方法、小さなお寺のための布教活動支援、IT戦略、マーケティング戦略について、修了後も相談に応じています。

僧侶に経営や集客の知恵が必要だというのは、一見、仏道と相容れないように聞こえるかもしれません。しかし、現代において、寺に生まれなかった僧侶が人のために勤め続けるには、知ってもらい、頼ってもらう仕組みが欠かせません。その仕組みづくりを、師僧として一緒に考える。これが当道場の立場です。詳しくは 修了後の支援と、生涯続く師弟関係 をご覧ください。

費用の面では、四度加行コースの総額は約85万円(冥加金65万円、支度金約20万円)で、冥加金は得度式前に一括、または分割で納めていただけます(分割の場合はカードもご利用いただけます。回数はご相談ください)。表示金額以外に後からかかる費用はなく、修了後の僧籍の維持費や年会費のようなものも一切ありません。なお、冥加金は受講料ではなく、仏縁への感謝として納めるお布施ですので、ご返金はいたしません。修行に要する費用と、修了後の収入の見通しを、入門前に冷静に考えていただくことをお勧めします。

関連する問い

このページの要点

  • 僧侶の収入は、ご縁によるお布施・僧侶派遣・兼業・開寺の組み合わせで成り立ち、修行を終えることは収入を保証しません。
  • 在家出身の僧侶は檀家という基盤をもたないため、現在の仕事を土台に、固定費を増やさず、活動を複線にし、知ってもらう工夫を重ねることが現実的です。
  • 当道場では康照の経営・集客経験に基づき、採算・布教・IT・マーケティングの相談に修了後も応じています。

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