出家得度して真言宗の僧侶(尼僧)になるには個別指導で働きながらでも僧侶資格が取得できる心照寺春日部道場

心照寺 春日部道場

埼玉県春日部市火伏せの龍の里
電話: 048-700-7014
受付時間: 10:00 〜 17:00

得度式の流れと当日のこと

得度式は、師僧から僧名(戒名)と十善戒を授かり、仏弟子となる儀式です。当道場では春日部の道場で行い、午前の場合、9:45に集合、10:00から式の説明、11:00から得度式、12:00終了を目安としています(一例であり、午後の開催も可能です)。式の前に作法を説明しますので、事前に完璧に覚えておく必要はありません。このページでは、得度式で何が行われるのか、当日どう過ごすのか、そして式を終えた後のことをご説明します。

得度式とは何をする儀式か

得度式は、一般に次の要素から成り立っています。宗派・寺院によって順序や細部は異なりますが、真言宗の得度式では、おおむね次の流れで進みます。

  1. 入堂・礼拝:本尊の前に進み、三礼します。
  2. 懺悔(さんげ):これまでの身・口・意の過ちを懺悔する文を唱えます。仏弟子となる前に、心を清める意味があります。
  3. 剃髪(ていはつ):師僧が弟子の髪に剃刀を当てます。有髪で得度する場合も、象徴的に剃刀を当てる作法を行うのが一般的です。
  4. 授戒:師僧が戒を授けます。真言宗では十善戒を授かります。一つひとつの戒について「よく保つや否や」と問われ、「よく保つ」と答えます。
  5. 授名:僧名(戒名)を授かります。
  6. 回向・礼拝:功徳を回向し、礼拝して式を終えます。

式の中心は授戒と授名です。懺悔によって過去を清め、戒によって未来の生き方を定め、僧名によって新しい名を受け取る――得度式は、その三つが一つの流れとして組み立てられています。式の時間はおおむね一時間です。

当道場の場合

当日の時間割(午前の一例)

時刻 内容
9:30〜 入場
9:45 集合
10:00 式の説明
11:00 得度式
12:00 終了予定

午後の開催も可能です。これはあくまで一例で、日時は個別にご相談のうえ決めます。式の前に一時間ほど、作法と流れの説明を行います。立つ・座る・唱える・答えるといった所作は、この説明の中で確認しますので、落ち着いて臨んでください。

剃髪と有髪

剃髪が基本です。ただし、仕事を続けている方が多いため、有髪のまま得度を受けることができます。有髪の場合も、式の中で師僧が剃刀を当てる作法を行います。

服装と法衣

得度式では法衣を着用します。法衣は、購入(一式約9万円。白衣・帯・白足袋を含む)またはレンタル(1万円・得度式のみ)のいずれかで準備します。レンタルの場合も、白衣・帯・白足袋(約1万5千円)は購入していただきます。法衣は身長を申告していただき、道場が一括して手配します。法衣の手配は冥加金の入金後すぐに行い、通常約1週間、在庫切れの場合は約1か月かかります。詳しくは法衣について ― 購入・レンタル・揃えるものをご覧ください。

得度式までに準備していただくもの

得度のみの課程の場合、得度式の日までに、次のことが済んでいる状態になります。

  • 毎朝の勤行と日誌(100日目まで継続)
  • 志望理由書の提出(30日目まで)
  • 三回の事前講座の受講
  • 本面談(60〜70日目)と可の通知
  • 行動規範への署名と冥加金の納入(可の通知後3日以内)
  • 法衣の準備

百日の流れの全体は得度のご案内にまとめています。四度加行に進む課程の場合は、面談で入門が決まればすぐに得度式を行います。この場合の流れは申込みから阿闍梨までの全体の流れをご覧ください。

得度式で授かるもの

得度式では、戒名(僧名)と十善戒を授かります。度牒(得度を証する文書)の交付と僧籍登録は、得度のみの課程では6か月の見習い期間を終えた後に行います。四度加行に進む課程では、僧籍は伝法灌頂の後に心照寺で預かります。得度式の日に手にするのは僧名と戒であり、文書としての度牒は後になるという点を、あらかじめご承知おきください。詳しくは得度のあと ― 見習い期間・度牒・僧籍登録をご覧ください。

式を終えた後

得度式を終えると、その日からあなたは仏弟子です。ただし、得度のみの課程では、見習い期間中(6か月)の名乗りは「心照寺得度者」までで、「僧侶」の肩書は使えません。僧籍登録後は「僧侶」と名乗れます。見習い期間中は月に一度、勤行の継続と近況をご報告いただきます。

式の高揚は、数日で日常に溶けていきます。だからこそ、得度式までの百日間に身につけた毎朝の勤行が、式の後の支えになります。得度式は到達点ではなく、戒を保って生きる日々の始まりの日です。

遠方からお越しの方へ

道場に来ていただくのは、得度のみの課程では本面談と得度式の二回です。遠方の場合、得度式の日の前泊が必要になることがあります。宿泊先のご案内はしておりませんので、ご自身で手配をお願いします。詳しくは遠方から春日部道場で修行する方法をご覧ください。

得度式という一日の意味

得度式は、自分で選んだ生き方を、仏前で、師僧の前で、言葉にして引き受ける一日です。「よく保つや否や」という問いに「よく保つ」と答える声は、他の誰のものでもない自分の声です。後悔のない生き方を考えるとき、こうして自分の選択を自分の口で宣言する機会は、決して多くありません。その一日を、静かに、確かに迎えていただきたいと思います。

関連する問い

このページの要点

  • 得度式は、懺悔・剃髪・授戒(十善戒)・授名(僧名)を中心とする約一時間の儀式。式の前に作法の説明がある。
  • 当道場では午前の一例として9:45集合、11:00得度式、12:00終了。午後も可。剃髪が基本だが有髪でも受けられる。
  • 得度式で授かるのは僧名と戒。度牒交付・僧籍登録は、得度のみの課程では見習い期間(6か月)の後。

ご相談

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