出家得度して真言宗の僧侶(尼僧)になるには個別指導で働きながらでも僧侶資格が取得できる心照寺春日部道場

心照寺 春日部道場

埼玉県春日部市火伏せの龍の里
電話: 048-700-7014
受付時間: 10:00 〜 17:00

僧侶になる費用の総額と内訳

僧侶になる費用は、どの道を選ぶかで大きく異なります。当道場(真言宗)で得度から四度加行を経て阿闍梨となる課程の総額は約85万円です。内訳は、得度・授戒式冥加金10万円、四度加行(伝法灌頂まで)45万円、その他の行法10万円の計65万円に、教本・法衣類などの支度金約20万円を加えたものです。分割納付のご相談に応じ、表示金額以外に後からかかる費用はありません。得度のみの課程は冥加金10万円に法衣代を加えた金額です。

僧侶になる費用はいくらかかるのか ― まず「何に対する費用か」を分けて考える

「僧侶になる費用」と一口に言っても、その中身は性質の異なる複数の費用の合計です。費用を比べるときは、まず次の三つに分けて考えると見通しがよくなります。

第一に、得度・修行・灌頂といった儀式と指導そのものに対して納めるもの。真言宗では、これを「冥加金」と呼ぶことが一般的です。第二に、修行に必要な道具や法衣など、物として手元に残るものの費用。第三に、学費・寮費・交通費・宿泊費といった、道によっては発生し、道によっては発生しない費用です。

多くの方が費用で戸惑うのは、第一の費用だけが案内され、第二・第三の費用が後から積み上がっていく場合です。ですから、どの道を検討する場合でも「総額はいくらで、その中に何が含まれ、何が含まれないか」を入門前に確かめることをお勧めします。

冥加金とは何か

冥加金(みょうがきん)は、仏さまのご加護(冥加)への感謝として納める金銭を指す言葉です。得度や灌頂は、師僧が弟子に法を授ける儀式であり、商品の売買ではありません。そのため「料金」「授業料」ではなく、ご本尊と師僧への御礼として「冥加金」と呼び慣わされています。

もっとも、言葉の由来がどうであれ、入門を検討する方にとっては「いくら必要か」が明確であることが大切です。当道場では、冥加金の額をあらかじめ定め、入門前に明示しています。

当道場では、納めていただく金銭をすべて「冥加金」と呼びます。冥加金は受講料ではなく、仏縁への感謝として納めるお布施ですので、途中で修行を中断された場合や辞退された場合も、ご返金はいたしません。この点は入門前にあらかじめお伝えしています。

一般的な三つの道と費用観の違い

僧侶になる道は、仏教系大学・専修学院を経る道、寺院に弟子入りする道、在家向けの修行道場に入る道(当道場を含む)の三つに大別されます。それぞれ費用の構造が異なります。具体的な金額は宗派・本山・学校により異なりますので、ここでは費用の「かかり方」の違いを公平に記します。

仏教系大学・専修学院を経る道

学費が費用の中心になります。大学であれば入学金と年間授業料が四年分、専修学院であれば所定期間分の学費と、多くの場合は寮費・生活費が加わります。さらに、得度や加行、灌頂に際しての冥加金や法衣・道具の費用が別途必要になることが一般的です。

費用観としては、総額は一般に最も大きくなりやすい一方、学位や宗門での履歴という形で残るものも大きい、という道です。年単位の学費に加え、通学期間中に収入が減る、あるいは途絶えることも、実質的な費用として考えておく必要があります。

寺院に弟子入りする道

学費という形の費用はかからないことが多く、寺の生活の中で学ぶため、住み込みであれば生活費も抑えられる場合があります。一方で、得度・加行・灌頂の冥加金、法衣・道具、本山での修行が必要な場合はその費用と滞在費が、節目ごとに必要になります。

費用観としては、入口の費用は小さく見えても、総額と時期の見通しが立てにくい道です。また、仕事を辞めて寺に入る場合は、その間の収入が途絶えることが最大の費用になります。金額は師僧と寺院の方針によってまったく異なりますので、一般的な相場を示すことはできません。

在家向けの修行道場に入る道

当道場もここに含まれます。得度・修行・灌頂の冥加金と、道具・法衣の費用が中心で、学費や寮費はかからないのが一般的です。仕事を続けながら通えるため、収入が途絶えることもありません。

費用観としては、三つの道の中で総額の見通しが最も立てやすい一方、道場によって金額の幅が大きく、また「何が含まれているか」の明示の度合いにも差があります。入門前に総額と内訳、後から追加される費用の有無を書面で確かめることが大切です。

三つの道の費用構造の比較

大学・専修学院 寺院への弟子入り 在家向け修行道場
学費・寮費 中心となる費用 多くの場合なし 一般になし
冥加金(得度・加行・灌頂) 別途必要なことが多い 節目ごとに必要 中心となる費用
法衣・道具 必要 必要 必要
修行中の収入 減る・途絶えることが多い 途絶えることが多い 仕事を続けられる
総額の見通し 立てやすい 立てにくい 道場により差があるが、明示されていれば立てやすい

どの道にも長所と短所があり、費用だけで選ぶものではありません。ただ、費用の見通しが立たないまま歩み始めることは、途中で立ち止まる原因の一つになります。

当道場の場合 ― 四度加行コース 総額約85万円の内訳

当道場で得度し、四度加行を修め、伝法灌頂を受けて阿闍梨となる課程の費用は次のとおりです。

項目 金額 内容
得度・授戒式 冥加金 10万円 師僧から僧名を授かり、十善戒を受ける儀式
四度加行(伝法灌頂まで) 45万円 十八道・金剛界・胎蔵界・護摩の四つの行法の伝授と個別指導、および伝法灌頂
その他の行法(伝授・実践作法) 10万円 葬儀・供養・祈願など、人のために勤める作法の伝授
小計(冥加金) 65万円
支度金 約20万円 四度加行教本・経本・次第書・念珠・法衣類など
総額 約85万円

冥加金65万円に含まれるもの

冥加金65万円には、得度式、四度加行の全課程の個別指導、伝法灌頂、そして葬儀・供養・祈願のための実践作法の伝授が含まれます。

伝法灌頂に際して授与される伝法二紙・許可一紙・血脈一紙・僧階一紙・四度折紙、その他の印可・印信等も、この冥加金の中に含まれています。灌頂を受けた後に「授与物の費用」として別途請求されることはありません。

オンラインでの講義・確認に追加費用はかかりません。質問は個別指導の時間とLINEで常時お受けしており、これにも費用はかかりません。

支度金約20万円の中身

支度金は、修行に実際に使う物の費用です。主な内容は、四度加行の教本、経本、次第書(行法の手順書)、念珠、法衣類です。

ここで大切なのは、既にお持ちの物は使っていただけるという点です。たとえば他宗派で得度された方や、ご自身で念珠や経本をお持ちの方は、使える物についてはあらためて揃える必要がありません。その場合、支度金は約20万円より少なくなります。「約」としているのはこのためで、揃える物の範囲によって前後します。

約20万円の内訳は、教本・次第書類が約5万円、残りの約15万円が法衣類です。支度金に当たる品は道場が一括して手配し、実費で精算します。納入の時期は得度式の前です。

法衣類について、得度のみの課程では購入のほかレンタルの選択肢がありますが、四度加行に進む方は修行で日々用いるため、購入が基本です。法衣は身長を申告していただき、道場が一括して手配します。

分割納付について

分割納付が可能です。回数や時期は面談で個別にご相談に応じます。「一括でなければ入門できない」ということはありません。

納入は、得度式の前に一括で納めていただくか、分割で納めていただくかのいずれかです。分割の標準は5回程度で、節目は「得度式の前」と「四度加行の各段階(十八道・金剛界・胎蔵界・護摩)に入る区切り」です。納入方法は振込が基本で、分割の場合はカードもご利用いただけます(回数はご相談ください)。領収書は発行しておりませんので、振込の控えを領収証としてお手元に保管してください。

後からかかる費用はありません

当道場では、上記の表示金額以外に、後から追加でかかる費用はありません。入門前のオンライン説明と面談の段階で、総額と内訳をすべてお伝えします。

「次の段階に進むときに追加の冥加金を求められる」「灌頂の直前になって授与物の費用を告げられる」といったことは、当道場では起こりません。入門を決める前に、総額をご自身の目で確かめていただくことを大切にしています。

なお、遠方からお越しの場合の交通費や、修行日の前泊が必要な場合の宿泊費は、ご自身のご負担となります。これは道場に納める費用ではなく、どの道を選んでも生じる実費です。

得度のみの課程の費用

僧名と十善戒を授かる「得度・授戒のみ」の課程の費用は、次のとおりです。

項目 金額
冥加金 10万円(本面談で可の通知後、3日以内に納入)
法衣類 購入の場合 一式約9万円
法衣類 レンタルの場合 1万円(得度式のみ)。別途、白衣・帯・白足袋は購入必須(約1万5千円)

百日の間に行う毎朝の勤行と、三回のオンライン事前講座には費用はかかりません。法衣の手配は入金後すぐに行い、通常約1週間、在庫切れの場合は約1か月かかります。

購入を選ぶと冥加金と合わせて約19万円、レンタルを選ぶと約12万5千円が目安です。購入の「一式約9万円」には白衣・帯・白足袋が含まれています。得度のみの課程の冥加金10万円は分割には対応しておらず、一括で納めていただきます。得度のみの課程からのちに修行の道へ進む場合、四度加行コースの冥加金のうち得度・授戒式の10万円は既に納めていることになります。

得度のみで得度された方が、見習い期間中であれ僧籍登録後であれ、後から四度加行コースへ進む場合、手続きは口頭でのお申し出で足ります。得度・授戒式の冥加金10万円は既納とみなし、二重にはかかりません。必要になるのは、四度加行45万円、その他の行法10万円、そして支度金の差額です。得度の際に法衣を購入されていれば教本・次第書類の約5万円のみ、レンタルであった場合は法衣類の約15万円も加わります。

費用はいつ、どの順に必要になるか

四度加行コースでは、お問合せからオンライン説明、面談までの段階で費用はかかりません。オンライン説明は、流れと費用をお伝えし、納得された方が次へ進むためのもので、選別のための面接ではありません。面談は住民票・履歴書・身元保証書をお持ちいただいて道場で行います(オンライン面談も可)。この段階まで、一円も納めていただく必要はありません。

入門が決まったのちに、冥加金と支度金を納めていただきます。分割の場合は面談で定めた節目ごとに納めていただく形になります。支度金のうち法衣類は、得度式までに揃える必要があるため、入門が決まり次第、手配に入ります。

得度のみの課程では、費用が必要になるのは本面談で「可」の通知を受けた後です。それまでの毎朝の勤行、志望理由書、三回の事前講座、本面談のいずれにも費用はかかりません。通知後3日以内に冥加金10万円を納めていただき、入金後すぐに法衣の手配に入ります。

費用についてよくいただく質問

途中で修行を止めた場合、冥加金は戻りますか。
冥加金は受講料ではなく、仏縁への感謝として納めるお布施ですので、ご返金はいたしません。中断・辞退、最長3年の期間を超えた場合、ご自身の都合で退かれた場合のいずれも同様です。なお、中断してもご自身のペースで再開でき、最長3年まで続けられます。

他宗派で得度しており、法衣や念珠を持っています。支度金は減りますか。
既にお持ちで使える物については、あらためて揃える必要はありません。その分、支度金は約20万円より少なくなります。何が使えるかは面談でご確認ください。他宗派で得度された方の受け入れ自体も可能で、詳細は面談でお話しします。

遠方からの交通費・宿泊費は含まれますか。
含まれません。道場にお越しいただくのは伝授と最終確認、得度式、伝法灌頂で、それ以外の講義・確認の多くはオンラインで行えますので、来場の回数は節目に限られます。

阿闍梨になった後、僧籍の維持に費用はかかりますか。
かかりません。僧籍の維持費や年会費のようなものは一切ありません。伝法灌頂の後も、年に一度のご報告をお願いしていますが、報告のみで費用はかかりません。

修了後に活動を始めるとき、別の費用が必要になりますか。
道場に納めていただく費用は、表示金額以外にありません。修了後の僧侶活動の相談や、自宅の一室を寺として採算に乗せる方法、布教活動の支援などは、生涯続く師弟関係の中で行っています。なお、阿闍梨向けに開催する伝授講座については、別途の冥加金が必要です。

費用を考えるときに見落としやすい三つのこと

「安い」入口に潜むもの

入口の費用が小さく見える道ほど、その後に節目ごとの費用が積み上がる構造になっていないか、確かめる必要があります。重要なのは入口の額ではなく、阿闍梨として活動できるようになるまでの総額です。

収入が途絶える費用

仕事を辞めて修行に入る道では、修行期間中の収入の減少が、冥加金や学費を上回る実質的な費用になることがあります。当道場の修行者の大半は仕事を続けながら歩んでおり、この費用が生じません。費用を比べるときは、この点も含めてお考えください。

修行が続かなかったときの費用

途中で止まってしまえば、納めた費用は形になりません。費用の多寡だけでなく、ご自身の生活の中で続けられる形かどうかを見極めることが、結果として最も費用を無駄にしない選び方です。当道場では中断しても自分のペースで再開でき、最長3年まで続けられます。

費用と「後悔のない生き方」

85万円という金額は、決して小さなものではありません。だからこそ、入門を決める前に、総額と内訳、含まれるもの、含まれないものを、ご自身の目で確かめていただきたいと考えています。

私どもが費用を入門前に明示し、後から追加しないと決めているのは、お金の心配を抱えたまま修行に向かってほしくないからです。費用のことで迷いを残さず、修行そのものに心を向けていただくこと。それが、後悔のない選択につながると信じています。

関連する問い

このページの要点

  • 当道場で得度から阿闍梨まで進む四度加行コースの総額は約85万円。冥加金65万円(得度10万+四度加行45万+その他の行法10万)と支度金約20万円の合計。
  • 分割納付のご相談に応じ、表示金額以外に後からかかる費用はない。既にお持ちの道具・法衣は使えるため支度金は減ることがある。
  • 一般的な道では学費・寮費・収入の途絶が実質的な費用になる。費用は入口の額ではなく、阿闍梨として活動できるまでの総額で比べることが大切。

ご相談

電話 048-700-7014(受付10:00〜17:00)またはお問合せフォームからどうぞ。