定年後・50代60代から僧侶になるには
定年後、あるいは50代・60代から僧侶になることは可能です。年齢の上限を設けていない道場では、むしろ50代・60代が修行者の中心です。当道場でも最も多い年齢層は50代、次いで60代で、70代の修行者もいます。定年後に僧侶を目指す方の多くは、寺との縁も仏教の予備知識もないところから始め、得度から阿闍梨まで通常6〜8か月で進んでいます。このページでは、人生の後半から僧侶の道に入る方の疑問に、順にお答えします。
60代からでも僧侶になれますか ― 年齢の上限はありますか
一般に、仏教系大学・専修学院は若年層を主な対象としており、寺院への弟子入りも寺の方針によって受け入れ年齢が異なります。一方、社会人を受け入れる在家向けの修行道場には、年齢の上限を設けていないところがあります。
当道場には年齢の上限がありません。修行者は30代から70代で、最も多いのが50代、次いで60代、40代です。定年後に志す方も少なくありません。「もう遅いのではないか」という問いには、修行者の年齢構成そのものが答えになっています。
体力や記憶力に自信がなくても続けられますか
真言宗の修行である四度加行は、一般に、定められた次第に沿って一座の行を毎日繰り返すものです。体力勝負の荒行ではなく、同じ作法を日々積み重ねて身体に刻む修行です。印・真言・観想を覚える必要はありますが、次第書を手元に置き、師僧に確認しながら進めます。
個別指導であれば、若い方と同じ速度で進む必要はありません。わからないところを何度でも確認し、自分の速度で身につけていけます。中断と再開ができる仕組みがあれば、体調や家庭の事情で一時休んでも戻ってこられます。
定年後に僧侶になって、何ができますか
真言宗では、四度加行を満行し伝法灌頂を受けて阿闍梨になると、葬儀・法要・祈願を自ら勤められます。当道場の修了者には、葬儀・法要を勤める方、派遣登録などで活動する方、自宅の一室を寺として開く方、そして定年後に活動する予定で修行中の方がいます。
定年後の僧侶活動は、寺を継ぐ形ではないため、ご自身で組み立てる必要があります。地域の葬儀社や僧侶派遣に登録する、自宅の一室を小さな寺として開く、身近な方の法要を勤める、あるいはこれまでの仕事の人脈の中で求められる供養や祈願に応える、といった形があります。収入を主目的にするか、生きがいとして勤めるかで設計は変わります。
定年後から僧侶になる費用と期間
費用と期間は道によって異なり、他の道の数字は宗派・本山・学校により異なります。当道場では、得度から阿闍梨まで通常6〜8か月、費用は総額約85万円です。退職金や年金の範囲で計画を立てやすいよう、入門前に全額を明示し、後から追加される費用はありません。分割納付のご相談もできます。
「セカンドライフに僧侶」という選び方
定年を迎えた方が僧侶を志す動機は、一般に、職業としてというより、残りの人生をどう生きるかという問いから来ています。親や配偶者を見送った経験、ご自身の死を考え始めたこと、これまで社会的な役割を果たしてきたからこそ、次は人のために祈る側に立ちたいという願いです。
後悔のない生き方を考えたとき、僧侶の道は、過去をやり直すものではなく、これまでの人生の経験を祈りの力に変えていく道です。会社員として、経営者として、親として積み重ねてきたものが、法要の場で人と向き合うときにそのまま活きます。
当道場の場合
心照寺 春日部道場(埼玉県春日部市)は、宗教法人 姫路成田山 明勝寺の春日部教会として平成25年に主管 康照が開設した真言宗の僧侶養成機関です。主管の康照自身、20代から飲食業に携わり、39歳から50歳まで市議会議員を務め、50歳で議員を退いたあと、その後の生き方を考えて僧侶の道に入りました。人生の後半から仏道に入ることの意味を、自らの歩みとして知っています。
年齢と修行者
年齢の上限はありません。修行者は30代から70代で、最多は50代、次いで60代です。全員が寺と縁のない在家の社会人で、定年後に目指す方も多くいます。
進め方
完全個別指導です。道場で伝授と確認を受け、自宅で実践し、次の段階へ進みます。日程・時間はご相談のうえ決めます。講義・確認の多くはオンラインで行え、道場に来るのは伝授と最終確認、得度式、伝法灌頂のときです。泊まりがけの修行は不要です。質問は個別指導の時間のほか、LINEで常時受け付けています。中断しても自分のペースで再開でき、最長3年まで続けられます。剃髪が基本ですが、有髪のまま修行できます。
期間と費用
得度から阿闍梨まで通常6〜8か月。費用は四度加行コースで総額約85万円(得度・授戒式10万円、四度加行45万円、その他の行法10万円、支度金約20万円)。分割納付も可能です(標準は得度式前と各行法の区切りでの5回程度。振込が基本で、分割の場合はカードもご利用いただけます)。
得度のみという選択
修行まで進まず、戒名(僧名)と十善戒を授かる「得度・授戒のみ」の課程もあります。正式申込みから得度式まで百日をかけ、毎朝の勤行と三回の事前講座、本面談を経て得度式に臨み、得度後6か月の見習い期間を経て度牒交付・僧籍登録となります。得度のみでは葬儀・法要を自ら勤めることはできませんが、仏弟子として生きる区切りを求める方の選択肢です。詳しくは 得度だけを受けたい方へ 得度だけを受けたい方へ をご覧ください。
修了後の支援
修了後も師弟関係は生涯続きます。僧侶活動の相談・指南、自宅の一部屋を寺として採算に乗せる方法、小さなお寺のための布教活動支援、IT・マーケティング戦略について、康照の経営・集客コンサルタントとしての経験に基づいて支援しています。定年後に自宅で小さな寺を開きたい方には、この支援が足場になります。
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このページの要点
- 定年後・50代・60代から僧侶になることは可能で、当道場では50代・60代が修行者の中心、70代の修行者もいる。
- 四度加行は体力勝負の荒行ではなく毎日の積み重ねで、個別指導なら自分の速度で進め、中断しても最長3年まで再開できる。
- 阿闍梨になれば葬儀・法要・祈願を勤められ、自宅で小さな寺を開く道もあり、修了後の支援と生涯続く師弟関係が足場になる。
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