出家得度して真言宗の僧侶(尼僧)になるには個別指導で働きながらでも僧侶資格が取得できる心照寺春日部道場

心照寺 春日部道場

埼玉県春日部市火伏せの龍の里
電話: 048-700-7014
受付時間: 10:00 〜 17:00

僧侶になる三つの道 ― 大学・弟子入り・在家道場の違い

僧侶になる方法は、大きく三つに分けられます。仏教系大学・専修学院で学ぶ道、縁のある寺院に弟子入りする道、社会人を受け入れる在家向けの修行道場に入る道です。どの道も、師僧から得度を受け、宗派の修行を満行して僧籍を得る、という到達点は同じです。違うのは、そこに至るまでの時間の使い方と、生活との折り合いの付け方です。このページでは三つの道を、優劣ではなく「どなたに合うか」という観点から公平に比べます。

三つの道の比較表

仏教系大学・専修学院 寺院への弟子入り 在家向けの修行道場(当道場を含む)
入口 入学試験・出願 住職との縁、受け入れの承諾 問合せ・説明・面談
学び方 講義と実習、同期と集団で 寺の生活と法務の中で 個別指導と自宅実践
期間の目安 宗派・課程により異なる(一般に年単位) 寺・本山により異なる 当道場は通常6〜8か月
仕事との両立 難しい(在学が前提) 寺による(住み込みが多い) しやすい
費用 学費が中心(学校により異なる) 寺・本山により異なる 当道場は総額約85万円
年齢 若年層が中心 寺による 当道場は上限なし(30代〜70代)
向いている方 高校卒業後に進学できる方、寺院の後継者 すでに師僧と縁がある方 寺と縁がなく働きながら目指す方

仏教系大学・専修学院で僧侶になる

宗派が設置・認可する大学や専修学院に入り、在学中に得度と修行を進める道です。寺院の後継者の多くがこの道を歩みます。

長所は、教理を体系的に、順序立てて学べることです。同期の学友がいること、図書館や教員といった学びの環境が整っていることも大きな利点です。宗派の制度に沿って進むため、修了後の僧階や資格の位置づけが明確です。

短所は、年単位の在学が必要なことです。学費と生活費を確保し、通学できる場所に住む必要があります。社会人が仕事を続けながら進むことは、一般に難しいと言えます。具体的な年数や学費は宗派・学校により異なります。

寺院に弟子入りして僧侶になる

縁のある寺の住職を師僧として、寺の生活や法務を手伝いながら、本山の修行道場に入る道です。古くからある、最も伝統的な形です。

長所は、寺の暮らしと法務を日々の中で身体で覚えられることです。葬儀・法要の現場に早くから立ち会え、檀家との関わり方も学べます。

短所は、そもそも受け入れてくれる寺との出会いが難しいことです。多くの寺院には後継者がいて、外から弟子を取る余裕も必要もないことが少なくありません。受け入れられたとしても、修行の進み方が寺の事情に左右されやすく、本山での修行期間には寺や仕事を離れる必要が生じます。期間や費用は寺・本山により異なります。

在家向けの修行道場で僧侶になる

社会人を受け入れることを前提にした道場で得度し、通いと自宅実践で修行を満行する道です。当道場はこの区分に属します。

長所は、仕事や家庭を保ったまま、個別の進度で修行できることです。道場によっては日々の行を自宅で行い、節目のみ来場する形をとるため、遠方からでも通えます。年齢や職業の幅が広く、寺と縁のない方が入りやすい入口です。

短所は、寺院の日常法務を日々体験する機会が少ないことです。檀家や葬儀社との関わりは、修了後に自ら築く必要があります。また、道場ごとに法脈・修行内容・僧籍の扱いが異なるため、入門前に「どの法脈で、誰が師僧で、僧籍がどこに置かれるのか」を確かめることが大切です。

どの道を選ぶかを決める三つの問い

一般に、次の三つを自分に問うと、道は絞られます。

  1. 時間:何年も在学・住み込みできるのか、それとも今の仕事を続けたいのか。
  2. 縁:すでに師僧となってくださる住職との縁があるのか。
  3. 目的:寺院を継ぐのか、職業として僧侶を目指すのか、今の仕事や生き方に祈りの作法を取り入れたいのか。

寺院の後継者で時間があるなら大学へ。師僧との縁があるなら弟子入りへ。縁がなく、働きながら、あるいは定年後に目指すなら在家向けの道場へ。これが大まかな目安です。どの道を選んでも、後悔のない生き方に向かう歩みであることに変わりはありません。

当道場の場合

心照寺 春日部道場は、埼玉県春日部市にある真言宗の僧侶養成機関で、三つの道のうち「在家向けの修行道場」にあたります。宗教法人 姫路成田山 明勝寺の春日部教会として、平成25年に主管 康照が開設しました。

修行者は全員が寺と縁のない在家の社会人です。年齢は30代から70代、最も多いのは50代で、大半が仕事を続けながら修行しています。得度から阿闍梨まで通常6〜8か月、費用は総額約85万円(冥加金65万円+支度金約20万円)で、入門前にすべて明示します。

指導は完全個別で、道場で伝授と確認を受け、自宅で実践し、次へ進みます。講義・確認の多くはオンラインで行え、道場へ来るのは伝授と最終確認、得度式、伝法灌頂のときです。沖縄・九州から節目のみ来場する修行者もいます。

法脈は、龍猛・龍智・金剛智・不空・善無畏・一行、恵果から空海へ師資相承された真言宗の血脈に連なり、伝法灌頂で血脈一紙が授与されます。僧籍は伝法灌頂の後に心照寺で預かります。

在家向け道場の短所として挙げた「修了後の活動は自ら設計する必要がある」点については、僧侶活動の相談・指南、自宅の一室を寺として採算に乗せる方法、小さなお寺のための布教活動支援、IT・マーケティング戦略について、康照の経営・集客コンサルタントとしての経験に基づく支援を行い、師弟関係は生涯続きます。

関連する問い

このページの要点

  • 僧侶になる道は、仏教系大学・専修学院、寺院への弟子入り、在家向け修行道場の三つに大別され、到達点は同じ。
  • 時間・縁・目的の三つを自分に問えば、合う道は絞られる。
  • 当道場は在家向け道場で、寺と縁のない社会人が働きながら通常6〜8か月、総額約85万円で阿闍梨まで進む。

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