出家得度して真言宗の僧侶(尼僧)になるには個別指導で働きながらでも僧侶資格が取得できる心照寺春日部道場

心照寺 春日部道場

埼玉県春日部市火伏せの龍の里
電話: 048-700-7014
受付時間: 10:00 〜 17:00

僧名(戒名)とは ― どう授かり、どう名乗るか

僧名(そうみょう)とは、得度の際に師僧から授かる、仏弟子としての名前です。戒を受けて授かる名であることから「戒名」とも呼ばれ、宗派によっては「法名」と呼びます。生前に得度して授かる戒名と、亡くなった後に授けられる戒名とは、本来同じものです。当道場では得度式で僧名(戒名)と十善戒を授けます。このページでは、僧名の意味、戒名・法名との違い、どのように授かるのか、そしていつから何と名乗れるのかをご説明します。

僧名・戒名・法名 ― 言葉の整理

言葉 意味 主に使う宗派・場面
僧名 僧侶としての名。得度で授かる 真言宗ほか、僧侶の名を指す一般的な語
戒名 戒を受けた者に授けられる名 真言宗・天台宗・禅宗・日蓮宗など多くの宗派
法名 仏法に帰依した者の名 浄土真宗(戒を授けないため「法名」と呼ぶ)
法号 日蓮宗などで用いる呼称 日蓮宗

これらは、呼び方が異なるだけで、「仏弟子となった証として授かる名」という本質は共通しています。真言宗では、得度・授戒で授かる名を戒名または僧名と呼びます。当道場では、僧侶の名としての性格をはっきりさせるため「僧名」を主に用い、同じ意味で「戒名」とも記しています。

戒名は本来、生きているうちに授かるもの

現代の日本では、戒名は葬儀の際に亡くなった方に授けられるものという印象が強くなっています。しかし本来、戒名は得度して戒を受けた者が生前に授かる名です。亡くなった後に授ける戒名は、生前に得度しなかった方に、死後に仏弟子として得度した形をとって授けるものです。

ですから、生前に得度して僧名を授かるということは、戒名の本来の姿に立ち返ることでもあります。自分がどう生き、何を保って歩むかを、名を授かる時点で引き受ける。その名は、いずれ自分の葬儀で読み上げられる名でもあります。後悔のない生き方を考えるとき、「自分の戒名を生きているうちに授かり、その名にふさわしく生きる」という道は、一つの確かな答え方だと思います。

僧名はどのように決まるか

僧名は師僧が授けます。一般に、真言宗の僧名は漢字二字で構成されることが多く、師僧の名の一字を受け継ぐ、本人の俗名の一字を取る、本人の志や性質にちなむ文字を選ぶ、経典の語句から取るなど、さまざまな付け方があります。いずれにせよ、僧名は本人が自分で選ぶものではなく、師僧が弟子のために考えて授けるものです。

授かった僧名の一字一字には、師僧の思いが込められています。その意味を師僧から聞き、それを生き方の指針として受け取ることが、僧名を「もらう」ことと「授かる」ことの違いです。

当道場で僧名がどのように付けられるかについては。

当道場の場合

得度式で僧名を授かる

当道場では、得度・授戒式で戒名(僧名)と十善戒を授けます。これは「得度・授戒のみ」の課程でも、「得度して修行に進む」課程でも同じです。得度式の流れは得度式の流れと当日のことをご覧ください。

いつから、何と名乗れるか

ここは特に大切なところです。得度式で僧名を授かっても、すぐに「僧侶」として名乗れるわけではありません。

得度のみの課程の場合

時期 名乗れる範囲
得度式〜見習い期間中(6か月) 「心照寺得度者」まで。「僧侶」の肩書は使えない
見習い期間終了・度牒交付・僧籍登録後 「僧侶」と名乗れる

見習い期間中は、月に一度、勤行の継続と近況をご報告いただきます。その期間を終えて度牒が交付され、僧籍に登録されてはじめて、僧名は正式に登録された名となります。詳しくは得度のあと ― 見習い期間・度牒・僧籍登録をご覧ください。

得度して修行に進む課程の場合

得度式で僧名を授かった後、四度加行に入ります。僧籍は伝法灌頂の後に心照寺で預かり、その時点から真言宗の僧侶として正式に活動でき、「僧侶」と名乗れます。伝法灌頂を受けて僧籍に登録されるまでの間の名乗りは「心照寺得度者」までです。

僧名と肩書の使い方 ― 行動規範

当道場では、得度前に行動規範に署名していただきます。行動規範は、僧名と僧侶の肩書の使い方を定めたものです。僧名や肩書を営業・勧誘に使う目的の方は得度をお受けできません。また、志望理由書の四つの問いの一つは「僧侶の名で何をしないか」です。

僧名は、授かった本人のものであると同時に、その名を見て信頼を寄せる人々に対する責任を伴います。たとえば「僧侶」の肩書をつけて商品やサービスを売る、占いや施術の信用づけに使う、といった使い方は、僧名を授けた師僧と、真言宗全体の信頼を損なうことになりかねません。だからこそ、どう使い、どう使わないかを、得度の前にはっきりさせておくのです。

日常生活での名乗り

僧名を授かった後、戸籍上の名前が変わるわけではありません。日常生活、仕事、公的な手続きは、これまでどおり俗名で行います。僧名は、僧侶としての活動、勤行、仏事の場で用いる名です。両方の名を持って生きることは、在家の社会人として得度した方の自然な在り方です。

他宗派で得度して僧名をお持ちの方

他宗派ですでに得度し、戒名・法名をお持ちの方も、当道場で得度を受けることができます。その場合の僧名の扱い(改めて授かるか、既存の名を用いるか)は、面談でお話しします。詳しくは他宗派で得度した方へをご覧ください。

関連する問い

このページの要点

  • 僧名は得度で師僧から授かる仏弟子としての名。戒名と同じもので、浄土真宗では法名と呼ぶ。本来は生前に授かるもの。
  • 当道場では得度式で僧名と十善戒を授ける。僧籍登録後は「僧侶」と名乗れる。登録前(得度のみの課程の見習い期間中、四度加行に進む課程の伝法灌頂前)は「心照寺得度者」まで。
  • 僧名と肩書の使い方は行動規範で定め、得度前に署名する。営業・勧誘に使う目的の方は得度を受けられない。

ご相談

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